カンガルー日記KangarooPaw

羊とレコーディングの日々
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ギターマガジンで連載を始めましたよっ!
ギターマガジン誌上で「イチからわかる実践DAWテクニック」って言うレコーディング講座の連載を始めました。長期連載で毎月4ページ!書く事は有り余ってますが、意外に初心者向けに絞るとムズイ。ページ数もらってるので、割と突っ込んだ事まで書けてしまったりして、こんなに色々教えてしまったら仕事が無くなるのではないかとかなり不安…。「不立文字」とか言って自分を納得させている(笑)ただ、自分の中で当たり前に何も考えずにやってる事を、文字に起こしてみると気づくって事が色々あるので、役に立ってる部分もある。頭ん中整理して言語化すると、異様に作業が効率化するとか。ただその事で、ノウハウが染み付いてしまう事は恐ろしいので、一回完全に整理した後に、もう一度全部忘れたいと言う気がしている(笑)常に白紙で挑みたい的な。

実はいままでもアーティストの新人教育みたいな事をやってた事があるので、教えるのは割と慣れっこなんだけど、顔が見えないのでどこまで突っ込んだ事を書いてしまって良い物か迷う。かなり普通は深堀しない根本的な所も攻めていってるので、ギタリストだけじゃなくて単にレコーディングに興味ある人にも読んで欲しいです。

しっかし、文章を書く時間よりも、こんな風にしてねってイラストのラフを書いてる時間の方がかかってる僕って一体なんなんだろう…。


こないだの日記が実はライブ告知だけだった事に気づいたので、覚えてるうちに書いてない分も。


2/28

ずいぶん前からやってたBeatCaravanと言うバンドのミックスがようやく終わる。なかなかナイスなアルバムに仕上がったと思う。パワーポップ的なバンド。メンバーは大学時代からの付き合い。友達のバンドを手がけられると言うのは素敵な事だ。Wouldn't it be nice?


3/3

Dillバンドのリハに寝込んでしまい行けなかった。忙しい間は調子いいんだけど、一瞬間があくと緊張感が切れるっぽい。みなさん、僕の健康のために仕事を下さい(笑)休ませるな!


3/12

MASライブ@代官山晴れたら空に豆まいて

久々のMas。新曲ばかり。やる気満々ですな。この日は晴れたら〜の動員記録更新だそうな。すげ〜。


3/14

ドラム録り@下北いつものスタジオ

マイクセッティングのリストをメールしておくの忘れてたんだけど、この日記のログからコピペして渡す。楽ちん。書いてて良かった(笑)

この日はなんとなくニアフィールド・モニターばっかりで音を作って録音したんだけど、割と上がりが良かったな。このバンドは僕が苦手にしている80年代サウンドを指向しているので、この日を境に80年代音楽漬けの毎日を送ることになる。技術的には何やってるかわかるんだけど、一旦ちゃんと好きにならないと深い所で理解出来ないからな〜、と思って聴きまくり。全力でスルーして来た部分なので良い機会。色々聴いてみて、ちょっと衝撃を受けた。シンセでフェラ・クティやったら面白いよな?と思って作ったままお蔵入りさせてた曲があったるするんだけど、それって普通にトーキングヘッズが20年前にやってる事ではないか…。知らんかった(笑)

80年代的なミックスをやるようになって気づいたのが、80年代的なエフェクター使いを、僕が普段やってるような60年代的な録りを経由して、さらに80年代っぽくまとめると90年代のオルタナっぽくなるね。なんかいかにもその時期の洋楽。手つかずだったから当たり前なんだけど、自分にまだ伸びしろがあると言う事に驚く。調子に乗ってゲートリバーブ祭りを繰り広げたりしないように気をつけよう。


Nasoundra Studio


3/16

大谷氏がリミックス用の素材がPTのセッションファイルで持ち込まれたから、コンバートしてくれ、って家に来たんだけど、開いてみたら全部WAVで一本化されてて何もする事が無かった(笑)たまに人の録り音を聴くのは面白いので、持って来てくれてありがとうです。


3/17

円盤でライブをやった。この日は普通に歌ってギターも弾く感じの編成でやったんだけど、試しに全ての音をMac経由で出してみる事にした。一旦Macに入力して、内部でエフェクトをかけて出力。そんな日に限って、本番直前まで普通に動いていたMacが、急に落ちてしまって立ち上がりもしないと言うトラブルに!ひえ、買ったばかりだから、PMUのリセットの仕方とかも知らん。どうしようかと思ったけど、結果的には復旧してくれてどうにかライブが出来た。あっはっは、とか笑ってたけど、このままだといきなり即興弾き語りをやるハメになりそうな雰囲気で、内心穏やかではなかった(笑)ライブ中にオケを流しながら、ギターを弾いて、それを録音して、録音したのを貼って、それに重ねて弾いて、と言う感じでやってみたけど、何となくそれに気づいていた人はいなかったような気がする。

内部でエフェクトをかけまくると、どうしても遅れがはっせいするんだけど、とんでもない料のエフェクトをかけてたので、自分の声が国際電話のように遅れて出て来る感じだった。それに関しては前もって練習して、かなり前ノリで歌うようにしてみたつもりだったんだけど、後でビデオに撮ったのを見てみたら相当オケに対して遅れてた。この感じでやるなら、更なる調整が必要だな。遅れ過ぎでモニターの返しを頼りにピッチを取れないので、完全に当て勘で歌わないと行けないと言うのは結構キツかった。気が向いたらビデオを公開するかもしれないす。せっかく新井君に撮ってもらったので、公開せねばなのだが、良いのかこれは…。


3/18

原稿を入稿。イラストのラフイメージを描くのにタブレットを買ってみたんだけど、タブレットの使い方もグラフィックソフトの使い方もさっぱりわからず四苦八苦。しかし、絵を描かなくてもタブレットがあると、Auto-tuneでピッチをエディットするのが凄く楽。肩が凝らない。半分はそのために買った感じ。マウス代わりに使っても体勢的に楽なので、けちって型落ちのを買わずに、タッチパッドとしても使える最近のモデルを買えばよかったと思った。まあ、そのうち。


3/19

Pさんから、老人が合唱&運動するための楽曲のミックスを頼まれた。クラブミュージックとはまた別な所で機能性を求められる音楽。面白いね。世の中いろんな需要があるものだな。この日は、Freedom Sunsetと言うイベントを主催してるShibaさんを紹介される。トランペットを持って来てくれたので、折角なので録音。ずいぶん前に対バンしたWakiさんのお友達だそうだ。みんなどっかでつながってるな。Wakiさん元気かな〜。


3/20

ギター&ベース録り@家

つつがなく進む。


3/21

ピアノ録り@下北

リハスタに機材を全部運んでRec。レンタルしたearthworksのマイクとDADの内蔵プリで録音した。思いのほか良い音で録れた。グランドピアノのフタの内側にマイクべた付け。

Piano Rec


3/22

GURUGURU@座・高円寺

年末に録音していた体験型パフォーマンスを実際体験しに行って来た。

内容は全部知ってるはずなんだけど、やってみても意味不明で面白かった。全員ヘッドホンをつけて、ヘッドホンから聞こえて来る指令に従ってセリフをしゃべる。一人一人、聞こえて来る内容は違ってて、言われた事をそのまま口に出してると、他のひとと会話してる感じになる。全然知らない人と、ナンセンスな事を頭空っぽにしてしゃべるってのは、なんだか不思議な体験でした。


この日は僕が録った音をイギリスの方でエディットをしてたサムが来てた。彼はIcarusってユニットをやってる人で、Leafとかから音源をリリースしてる。IRCAMに留学してたMSP使いなので、結構音が変なことになってた(笑)

彼が帰国する前夜だったので関係者で打ち上げ飲み。

イギリスでは結婚すると、奥さんの実家が家財道具一式揃えてくれる習わしで、下手すると住居まで買ってくれる、と言うナイスな情報をいただいたが、イギリス人と結婚する予定無いから関係ないな〜。

しっかし、しゃべってる事はわかるんだが、悲しい程にしゃべれん。


3/24

ギター&歌録り@家

この日はバンドメンバー誰も来ない二人作業。

ギターがエレキもアコギもグレッチ。珍しい。

演奏中は何かにつけ「PUNKなんで」を連発する彼なのだが、電話ではビジネスマンのように礼儀正しい。その上、クリスチャン。飯を食ってる間はジュディ&マリーの魅力について語っていた。なんだか凄い人だ。読めん。

華香亭本店で飯を食った。


3/25

俊太郎さんが家に遊びに来る。打ち合わせと言う名目の飲み。

インディーシーンの今後のあり方、音楽生活の実践法などについて語り合う、と言う名目の飲み。今年の彼はひと味違うようだ。楽しいことになる予感。飲み過ぎた。


3/26,27,28,29

引き続きバンドのREC。歌、バイオリン、チェロの録り@家

バイオリンは前田みねりさん、チェロは高橋淳子さんでした。

どんどん豪華仕様なアルバムになって来ております。


4/3

トランペット、フルート録り@家

コンちゃん、有栖川ソワレさん。益々もって、豪華なことになって来ております。この日は、全員中華街初心者にも関わらず、天龍菜館に連行。飲食店なのにトイレが無いので、普段は近くの駐車場のトイレを借りる感じになるのだが、ビックリな事にこの日はそのトイレが閉まっていた。そんな日もあるのか。気をつけねばな。

あと、キーボードも録音したな。

天龍菜館


4/4

久々の休日。井の頭公演でスッパバンド花見。

中華街で差し入れを買って出かける。夕方に雨降り。どこかのお店に入ろうと言う話になって、中華街と言う名前の中華料理屋に。吉祥寺の中華街で食べて、横浜の中華街に帰るってどういう…。


4/8

山下残さん「大洪水」@STスポット

三人のダンサー、生録された環境音と大量の小型モニターによる映像。見た目はともかく内容と構造がジャズ的。大洪水ってのは曲名だと思った。

終了後、新井君と丸岡さんと豚の味珍に行く。ここは行ってみたかったんだけど、横浜駅界隈で飲む機会が無くて未踏だったのだよな。モツ系、ゼラチン系、うまし。たぶんまた来る。吉村屋でラーメン食べて帰宅。

豚の味珍


4/9

飲み@山手ほうちゃん

久々にAsparagusの一瀬君と再会。サシ飲み。彼が大昔にやってたPopcatcherと言うバンドに、僕がシンセで参加してたって縁。や〜、お互いおっさんになったのに、おっさんになってなくて笑える。年齢不詳。二人ともタバコ買いに行って年齢確認されると言う…。

話を聞くと、彼は今ドラム仙人みたいな生活をしているようだ。横浜・天王町のオリーブと言うスタジオをやっていて、今はそこの一室を自分専用のドラム練習ルームにしつつ、ほぼ寝る時間以外ずっとドラムの練習をしてると言うような状況らしい。今は、ドラムを8ビートとか16ビートとか言う感じではなく、96とか128とかどんどん細かく分割して叩けるようになる練習をしてると言ってた。8ビートを叩いていても、スネアの打点位置を1/128後ろに持って来る、ってな事をコントロール出来るようにするって事ですな。そう言う話を聞くと、メカニカルで冷たい感じのドラムを叩く人なんじゃないかと思うかもしれないけど、全然そんな感じではない。なんて言うか、頭の中に猛獣と猛獣使いが同居している感じ。猛獣使いが過酷な練習を強いているのだけど、やはり猛獣だからそこからはみ出して来るみたいな。

バンドをやる上で要求されるレベルを遥かに超えちゃってると思うのだけど、もうそんな事関係ないのだよね。音楽と言う病に冒された人が、またここにもと言う感じ(笑)そこまで行っていて、本気でまだまだドラムが叩けるようになっていないと思っているから恐ろしい。

スタジオ・オリーブ

http://www.olive24.com/


4/15,16

Pさんの仕事で、衛星から送られて来たデータをレンダリングして作った学術的映像に、音楽を付けるってのをやってました。アメリカの国際会議で発表する用。クレジットにJAXAとかNASAとかと並んで、Shinkhai Recordsが入ってて笑える。ジョー・ミークを思い浮かべながらミックスしました(笑)


4/10,11

ホルンとヴィオラのREC。素材多過ぎや!と、思わず関西弁になってしまう。

ミックス大変。曲ごとに編成もコンセプトも全く違うので、音色どうこう以前に把握するだけでひと苦労。


ヴィオラの森本ゆきこさんは、東戸塚育ちだと言うので、どの辺に住んでたのか聞いたら、なんと僕が小学生の頃に住んでいた社宅に住んでた。親が同じ会社。なんたる偶然。丁度、越して来た頃に僕は千歳船橋の社宅に移ったので、下手すると僕が育った部屋で育った可能性があるな。彼女は元々バイオリン専攻でそっちがメインらしいのだが、僕もその社宅に住んでいた頃はバイオリンをやっておりましたよ。何か強力な怨念を染み付かせたのかもしれない。笑える。


Twitterで友達と馬鹿話をしていて、森ガールならぬ「林ボーイ」と言うコミュを立ち上げようと言う話になり、林ボーイの属性としてハヤシライスが好きと言う項目を作った。そう言えば、今録ってるバンドのメンバー森君が、高校生の頃学食でハヤシライスしか食べてなかったと言う話を思い出し、「君はこれから林ボーイと名乗れ」と言う無茶振り。森なのに林と呼ぶ(笑)その後彼から、「兄の名前は迅史」と言うメールが来た。当然の如くネタだと思ったんだけど、リアルにその名前で、しかも「森ハヤシ」と言う芸名で活動していた。WAGEと言うコントグループに所属していて、脚本家などやっている模様。ちょっと興味がわいたのでWAGEをWikipediaで見てみるとこんな記述が。


『1997年の文学部に所属していた学生二人が授業前にコントを始めたのがその始まりという。その後サークルとして発展、人数は増加し、1999年からは月1で渋谷のライブハウスでライブを行うなどマニアックながら独特の笑いを求める学生の中で徐々に知名度を上げていった。』


んんん?なんだか非常に良く知っている話だ…。

その頃、高校の頃の同級生O君と、彼のクラスメートS君が二人でお笑いを始めるって言い出して、人の目がないと成長しないからつって、文学部のスロープ下で彼らの練習に付き合わされていた。その後、Take Off7でライブをやるようになったって所までは知ってたんだけど、普通に就職して行ったので、そこで終わった話かと思ってた。

まさかとは思ったけど、森君に確認を取った所、やはり森兄はかれらの後輩であった。なんたる偶然。あの練習が脈々と小島よしおなんかに繋がってるかと思うと、ちょっと感慨深いものがあるな。


つーか、最近人が繋がり過ぎ。なんなんだこれ。間に二人くらい挟んだら、だいたい繋がってしまうような感覚があるな。

ちなみに、全く関係ない人脈の友達が、彼女の友達の女の子の結婚式に行った時の写真をみたら新郎がO君で驚いた事がある。また別な話で、音楽絡みで知り合った若者に、就職活動中なんだけどOBに広告業界の人がいないので紹介してくれと言われ、D通の友達を紹介したんだけど結局彼はそこに行かなかった。O君はH堂に行ったので、どんな仕事してるのかな?と思って検索かけてみたら、何とその紹介したミュージシャンが同僚になってて一緒に仕事してたと言う事もあった。世間は狭過ぎるな。


すっごい端折ったつもりだったのに、またもや長文になってしまった。失礼。




| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 06:25 | comments(2) | trackbacks(0) |
あけましておめでとら
あけましておめでとら

あけましておめでとうございます

と言ったのはいつの話かと思う位めまぐるしい日常。挨拶が遅くなりました。今年もよろしくお願いします!

12月はほぼ直前まで全く何の予定も無かったにも関わらず、フタを開けてみたら、ほとんどフルで仕事をしているような感じに。ありがたや。さすが師走。
仕事納めは31日の23時。それって納めって言うのか?
そして継続中。このまま年末までこの調子で行ってくれ!(笑)

期間が空いてしまったため、とんでもなく長文になる事が予測されます。最初にお詫びを…。

*******
Myspaceにのっけてみたら、意外に海外の人からコンタクトがあって驚く。
僕が普段iTunesに入れて聴いてるようなアーティストから、僕が昔やってたやつを聴いて、音楽に対する考え方が180度変わって、自分も音楽を作るようになった、なんてメールを貰ったりした。僕がやってた事は、何にもなってなかった訳じゃないんだな〜ってのを実感出来て、素直にうれしかった。
なんて話を友達にしたら、今頃になってMyspaceかよと笑われた(笑)

11/14(土)
高畠俊太郎@下北沢GARDEN
この日は、デビュー15周年ライブって事で、ゲストが沢山入って、アコースティックと、バンド編成の二部構成。彼が過去にやっていたバンドの今日だけ再結成が行われた。30代OLと思しき女性達が、もう二度とそのバンドは見られないと思ってたんだろうね〜、ぼろぼろ涙を流しながら見ていました。長く続けるって言うのは、こういう事なんだな〜と思う。音楽って、ただの音なのに、それを沢山聞いてた時の気持ちとか、当時のシーンとか匂いみたいなのを、全部ワ〜っと連れて来るみたいな事があるからな〜。どれだけ良い音楽を作っても、時間は作れないので、こういうお客さんを沢山持っているって言うのは、本当にうらやましいと思う。

そして、次の日俊太郎さんから電話が「うわ〜〜、猫がMacに牛乳こぼして起動しなくなっちゃったよ!」15周年Mac Crash…。

11/21、12/13,20,26
友達のバンドの歌&ギター録り@家
彼らが来ている間、とんでもない量のビールが消費されて行っていたので、ご近所さんはどんだけ飲む人なんだと訝しんでいた事だろう。僕はもちろん飲んでません(笑)ギターはラインも押さえつつ録ったので、今回は仮でLogicのAmp Designerに突っ込んでみる事にする。割と抜けも良くて感じが良いので、多分ミックスでも採用するんじゃないかと思う。

11/28
Tyme.+Taps@Studio Bitters in Yokohama
Masの山田氏のやってる別ユニット。今まで見た事が無かったのだけど、家から自転車で5分の場所でやってて行かない訳には行くまい!チャンス。前日調子悪くてヘロヘロになっていたが、気合いで起き上がりチャリに乗る。酒を奢ると言われたから行った訳では無い。断じて無い。僕が行った頃には山田君もうベロベロ、へべれけ、オイ(笑)けど、ライブになったらしゃきっとしてた。ライブは客が一体。幸福感にあふれた感じ、最高潮!そして暗転。なにこのニクい演出!?と思ったらリアルに停電。非常用電源が回るも照明は復旧せず、音だけ暗闇のパーティー。なんだか楽しかった。帰って来てTwitterみたら、同じ時間に横浜新港ピアでも停電していた模様。変な磁場が。

12/2(水)
某商業映画のサントラ録り@家
某O谷氏仕切りで4人のジャズメン、前衛音楽家達が家にやって来て一発録り。無茶な!サックス2本を同時に録りたいので、ブースに2人入ってと言う話だったんだけど、直前で「やっぱりセパレーションを取りたい!」って話になり急遽1本はブースの外で取る事に。普通の部屋で(笑)幸運にも家は割とスペースがある上、ソネックスやグラスウールが大量にあるので、ベタ張りして録音。音的に特に問題は無いが、吸音オンリーで防音にはなってないので、激しく近所迷惑だ!今日だけごめんなさい!

ジャズメンと言うと、ちょっとクールで神経質なイメージがあるかもしれないけど、掛け合い漫才かよってなアホ話連発でなかなか面白かった。何だろうねこれは。タモリの時代から脈々と受け継がれた何かがあるんだろうか。
不思議な話だけど、ステージ上でクールな人はプライベートで面白い人で、ステージ上でガハハハみたいな人は普段神経質だったりする事が多い気がするな。もちろん変わらない人も大勢いるけど。
O谷氏は相変わらず面白い。「FM音源はポール・モーリアの音を目指して開発されたに違いない!」と力説していた。

後日、この映画監督の過去の作品やインタビュー映像をみたんだけど、エンドロールには老舗有名スタジオがクレジットされてた。当たり前だけど、最終的にそれと同等のクオリティーにならないと話にならんと思うので、頑張らねば。ミックスも振ってもらって、某バンドが参加した主題歌もやることになったので、素材が届くの楽しみ。

12/4
某メジャーバンドの録り@湾岸音響
中々良いバンド。演奏力もあるし、ボーカルも修正の必要なしな感じだった。
僕が昔サポートでシンセやPCをやっていたPopcatcherと言うバンドにテイストが似ていると言う事で、僕の所に振られて来た。Natural Punch Drunkerとも友達で、中々近い所にいる人達のようだった。(最近、会う人会う人、友達の友達なんだけど、これは歳を取ったと言う事なんだろうか)そう言えば、ドラムテックにはCaptain Haus(元Popcatcher、現Beat Cusadersの久保田君がやってるレーベル)からオオチリ君が来ていた。なんなんだPC人脈で固めるつもりなのか?(笑)

今回はこんな感じ
Drums
Kick On AKG D112 --X73
Kick Off  414B-ULS--X73
SN Top SM57 --X73
SN Btm SM57 --X73
Tom MD421II --X73
Mid Tom MD421II --X73
Lo Tom MD421II --X73
Hat AKG C451B --X73
OH×2  U-87Ai --X73
AMB×2 U-87Ai --X73

Guitar 1 & 2 SM57--GERMANIUM PRE - 1176 & DI
Bass AKG RE20 -UNIVERSAL AUDIO 2-610 - LA2a & DI
Vocal  Soundelux U99-UNIVERSAL AUDIO 2-610 - 1176

今回はこんな感じと書く必要が無い程、セッティングが固まって来てるな。まあ、時間が無かったからなんだけど…。
ギターにChandler Germanium Preを使ってみたんだけど、これは中々良い感じですね〜。Feedbackって言うつまみがあるんだけど、これはNFB(Negative Feed Back)の返しを調節するものなのだと思われる。プリアンプって真空管とかトランジスタとか、それ自体の特性がちょっとカマボコ型だったりする場合、カマボコ型のアンプを通過した後の信号を逆相で混ぜる事によって、特性をフラットに近づけてたりするんですよね。その逆相の音を混ぜる事をNFBと言う。(説明大雑把過ぎ…)その混ぜ具合は通常フラットになるように最適化されてるんだけど、それを可変出来るつまみをつけてしまうと、カマボコ型とかドンシャリな音が作れると言う訳。これは面白いです。最初からこういう風にしたい、ってイメージにこのつまみだけで寄せられれば、EQでいじるよりナチュラルだし。(ちなみに、家のV72はNFBをちょっといじってるので、デフォルトよりややカマボコ型になっている(笑))

徹夜作業明けで昼からRECスタート、帰宅AM4時。死ぬ。
シングル曲のミックスを振ってもらって、この後また作業。

12/5
口ロロのライブを見に行く@代官山UNIT
口ロロのライブを見るのは、僕の記憶が確かなら、おそらく吉祥寺の東風で対バンして以来である。いつの話だ!
口ロロは大昔に早稲田の学祭が中止されてた頃、自主企画みたいな形で学生会館でやったライブイベントにKangarooPawを呼んでくれた人達の中にメンバーがいたと言う縁。どんだけ昔の話だ!(思えばあれは濃いイベントだったな…。出演者は僕以外みんな今活躍してる人達じゃないか(笑))
今回、たまたまTwitterで三浦君を発見して交友が再開したので、呼んでもらったのであった。その後の口ロロを全く追いかけていなかったので、知らなかったのだけど、いつの間にかナイスな歌物をやる人になっていたのだな〜。当時から、三浦君はそう言うのをやりたいと言っていたので、なるべくしてなったって感じ。ファンの人には(つーか本人にも)怒られるかもしれんけど、正統派小沢健二フォロワー・ピコピコHipHop風味ってな印象を覚えた。良い感じじゃないですか!
会場は満員すし詰め、お客さんはB-Boy風から、業界風のおっさん、子連れの奥さんまで、バリエーションに富んでいて、音楽の中のそれぞれのエッセンスに、それぞれのお客さんが引っ掛かって来ている事がわかる。これは若者がやってる音楽としては非常に珍しい事だと思う。大体どのライブを見ても客層が単一だ。こういう形でお客さんとコミット出来るってのは、良い音楽をやってるって事だと思う。
ライブの内容も携帯電話や宝くじなど、小道具を使ってたり、Twitter連動、Ustream放送とか面白かったんだけど、一つ不満があるとすれば、混み過ぎで結局ステージじゃなくモニターを見ていたので、Ustreamの放送を見ていた方が何やってたか分かりやすかったんじゃないかと言う事だ(笑)でも、たぶんみんな、だったら家で見てりゃ良かったよ、ってんじゃなくて、「俺、あそこにいたんだよ」って言うためにまた行きたくなったりするんだろう。そう言うライブだった。

ライブ終了後、すっごい久しぶりのライターの友達に会った。彼も大学の頃の友達。あと、真心ブラザーズの桜井さんがいたので話しかけてみた。桜井さんは大学の頃入ってたGECと言うサークルの先輩なのでした。僕が入った頃にはもう引退していて、合宿でしか会った事無かったんだけどね。当時、合宿で野外ライブやって、真心の歌を熱唱し「ほんもので〜す」とか言ってておもろかった。良い人だ。
なんだこの日は、気づいたら学生の頃の知り合いに会う日だったのか。

12/23,28,29,30、1/5,6
某イベント(演劇と言うかインスタレーションと言うか)のためのナレーション録り
なんだか色々と手を広げております(笑)中学&大学が一緒だった友達の奥さんから振って頂いた仕事。非営利の演劇仕事で、音楽と全く関係ないですが、や〜申し訳ないけどよろしく〜、みたいな話で、僕もそう言うつもりで引き受け、そう言う人と仕事をしてるつもりでいた。イギリスから来た若者。映像の趣味も音楽の趣味も素で合うし、考えてる事なんかも似てるので、やっぱりアート界隈の人は気が合うのだなと。
たまたま、かわいいカバンを持ってたので、突っ込みを入れたら「あ〜、これColdCutのPVを作った時に出たゴミを貼ったの」ってな事で、バリバリ商業作品を作ってる映像作家なんじゃないですか〜と言う事が発覚したのであった。ググってみたらCMでカンヌ取ってるじゃないか。誰だ非営利とか言ったの(笑)いや、もちろん今回のプロジェクトは非営利なんだけど。
彼はWoof Wan-Bauと言う名義で活動している人で、元々はアート指向のクリエーターなんだけれど、友達のfour tetのPVを遊びで作ってあげたら、友達の友達のみたいな流れで、みんなに頼まれて、いつの間にか映像ディレクターと言う事になってしまったらしい。MogwaiのPVとか、以前に見て普通に良いと思ってたよ。や〜、ビックリ。
あっちも当時Mille Plateauxの聴いてたりして、お互い全くそう言う出会いがあるとは思ってなかっただけにビックリ。僕は彼の映像をネットで探して見て、彼は最近作ってる僕の曲を渡したの聴いて、お互い褒め合い。いろいろ今後の展開を約束して、最後は抱き合って写真撮って別れた。は〜、なんだこのテンション。面白かった。
結果的に全然関係ないと思った所が、今後の音楽活動にもからんで来た。気が合う人と引き合わせてくれた丸岡さんには本当に感謝。引き寄せ理論とか信じないが、何だか最近、変な勢いで人が繋がりまくって歯車が噛み合うみたいな事が多いな。たぶん、僕がぼんやりしてるからわからんだけで、周りの人達が色々と気を使ってくれているのだろうと思う。ありがたや。

ナレーションの吹き込みに、チェルフィッチュの太一君が来てこれまた驚いた。僕の中では酒飲んでサッカーの話する人だったからな(笑)録音した当日、二人でまた能生氏の家に飲みに行く。なんて迷惑な!
あと、笛田宇一郎さんと言うベテラン俳優の方と、開幕ペナントレースの高崎拓郎さんが来宅。笛田さんにはビートルズ発売当時の貴重な話を伺ったりした。彼は以前、僕の友達が撮っている映画のナレーションをしたそうなんだけど、「難解過ぎる台詞で意味が分からないよな〜」と笑っていた。その後、彼の名前でググってみたら、難解な本を書いてる人じゃないか。しかも、友達が彼にナレーションを依頼したのは、彼が脚本の元にした小説を既に熟読していたかららしい。能ある鷹は爪を隠すのか!
高崎拓郎さんは、やたらとマイクノリの良い声で、未処理で製品っぽいしゃべりなので、俳優ではなくて本当は声優なのでは?と思ったんだけど、ググってみたら普通に声優ではないか(笑)彼は自分の事をtattyと呼んで欲しいらしいんだけど、誰も呼んでくれないそうなので、今度どこかで見かけたら、みんなtattyと呼んであげよう。僕はそう呼んでいる。
基本がみなさん突っ込み待ちな方々だったので、なんだか負けていられない気になった。僕もピンク色のアフロに戻るべきなのか…。

そう言えば、作業中、たまたまWoof君の所にパリにいるツジコノリコさんからSkypeで電話があり、イギリスの友達の所にかけたのに僕が出たので驚いていた。近いんだか遠いんだか。距離って物理的なものと、人のつながりマップのと2種類あるのな、とこれだけ遠く離れている人同士がつながると痛切に感じる。

今回のプロジェクトでは、今後英語がしゃべれたら凄く楽しい事があるかもしれないなと言う気になってしまった。最近、英語がしゃべれない事でチャンスを逃すと言う事が増えて来ているので、ちょっとどうにかしたい。

12/27〜
リミックスのミックス@家
某バンドがイタリアのバンドからリミックスのオファーを受け、そのミックスを依頼された。フタを開けてみてビックリ。いや〜トラック数が40近くある。さらに同じ帯域にかぶって来る音色が多い。把握するだけで大変だった。持って来た本人達は2〜3時間で終わるものかと思ってたみたいだけど、数日かかりますってこれは。しかも、お任せでクリエイティブな事をやって欲しい箇所とかあるし。2〜3時間で(笑)
Logicのファイルで持ち込まれたので、どう考えても注文に合わない箇所等は音色の差し替えを行った。最終的に中々良いものになったと思う。バンドのメンバーは「いや〜、本当にプロの人って全く別次元なんですね」と驚いていた。使ってるソフトは同じなので、気合いの問題だと言っておいた。たぶん、本当にそう。製品クオリティーに仕上げようって言う意思だけ。本人達のミックスと僕のとビフォーアフターで並べてお聴かせしたい所だけど、さすがにそれは無理だろうな(笑)
かかった時間と経費を考えると、明らかに赤字なのだが、なにしろ予算が無くても僕に声をかけてみてくれた事が有り難いす。(と言うか、時間かかってんの僕の無能のせいかもしれん(笑)しかも、おそらく彼らも赤字)
最近、ワーカホリック気味で、寝られない程忙しいと気持ちが安らぐ病気なので、読んでる皆さん何かあれば仕事を振っていただきたい!しかし、毎年3ヶ月くらい人の3倍働いて、後の9ヶ月は燃え尽き症候群になっていると言う気がしなくも無いな。気をつけよう。

12/31,1/9
Piramiさん作業
プレゼン資料用に、以前にミックスした曲をまとめてマスタリング。
時期もコンセプトも全く違う曲だったため、一部ミックスからやり直す事に。その他、チェロ伴奏用のオケ制作5曲。

そう言えば、12月の半ばにはコンペにも一件参加。精進。

1/1(金)
正月だ!@北千住
大学の頃に一緒にノイズバンドをやっていた先輩K氏のお宅で御節。
北千住には徳多和良と言う、割烹くずしで有名な居酒屋があるのだけど、そこの御節!豪華!更には近所の店の自家製餅!そして無濾過の酒!海老、鯛と餅を炭火で!なんだか正月!この日は初対面の人が4人。旨いものを食うと「む〜ん」と唸るドラマーのN氏とその奥さん、赤ちゃん。鉄道好きでバカボンの靴下をはいている女性T氏(強引なまとめ方をしているので、これ読んだら気分を害するかも知らん。各所からお叱りのクレームが入る前に、フォロー。「それは萌え属性」(笑))彼らはK氏の飲み友達なのだが、何故こんなに濃いのだ。普通の人は僕だけじゃないか!異議無し、異議無し!
御節を食べ、古い地図等見て過ごす。平和。
N氏は餃子と唐揚げとチャーハンを差し入れ自ら食す「む〜ん」平和。
TRFの新幹線みたいな顔の人(失礼)の話をしていたら、T氏は「新幹線はもっとかわいい、新幹線はもっとかわいい」とつぶやく。平和。
昼から飲み始めて初詣に行き、夜になる前に帰る。平和な一日だった。

徳多和良の2010年おせち

正月は、馬さんの店でフカヒレ入りのお粥を食べたな〜。コスパ高かった。

1050円。なぜ豆苗炒めと同じ値段なんだ?近所の食材屋を覗いてフカヒレの値段を確認したけど、採算度外視で出してるとしか思えない値段だった。


初夢は遊歩道のような道を歩いてエベレスト級の山を登り、カレーパンをつまみ食いして怒られる夢でした。


1/11(月)

鍋のつもりが大島輝之ライブに参加@本牧ゴールデンカップ

9日でひとまず仕事が一段落したと思ったら、緊張の糸が切れて寝込んだ。正月に鍋をする予定で食材を買い込み過ぎて消化せねばなので、本日はDill君を呼んで鍋をする予定だったんだけど、本牧ゴールデンカップで大島輝之さん仕切りの即興ライブがあると言う事で、急遽参加する事に。こんな軽い気持ちでライブやってていいのか?(笑)

参加メンバー20人近くと言う謎な企画。シンセで参加しようと思ってたんだけど、直前までパッチをいじったりした挙げ句、うわりゃっとギターを持って出かけた(笑)

ライブの趣向はジョンゾーンのコブラの簡易版的な決めごとのある即興で、脳みその衰退している病み上がりのオジさんには中々厳しいものがあった。この手形をしたらソロ、この手形で指名メンバーフェードイン他のメンバーフェードアウト等等。ルールを覚えられん!こういうのは大学生の頃以来なので緊張。そう言えばこういう時は、マルチエフェクトとか持って来てぐちゃぐちゃにやってたよな〜。ワウとファズだけで参戦したら、なんだか一人だけロックな感じになってしまった。それはそれで、個人的に面白かったけど、空気読めてたかどうかは微妙。ビバ・アウェイ。Can't senseとNonsenseは随分違うがそれで良いのだ。Dill君にはこの日ギターを教える約束だったんだけど、いきなりのギタリストデビューがまさかの即興。これが俺の教え方だ!…と言う訳では無い。すまん。

大島さんはさすがに慣れていて、明らかに即興なんだけど、「即興ではないよ」と言われても信じてしまうようなクオリティーであった。

この企画は内輪感と緊張感のせめぎ合いが面白かった。こういう事をやってるって周知されたらもっと見たいって人いるはずだよな〜。Ustreamとかで配信したら面白いのに。Dill君がMacbookのカメラで録画してたので、そのうち見せてもらいたい。


こないだ、タバコを買いに行ったら、身分証の提示を求められた。おいおい、どう考えても半分の年齢に間違われるのはおかしいだろう。


今年は大人になる事と、英語を覚える事を目標としたい。

| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 10:44 | comments(1) | trackbacks(0) |
新曲をアップしましたよ!!!
 Myspaceに新曲をアップしました

あまりに久々の事なので、文字色を赤にしてしまいました。
出来るだけ爆音で聴いてもらいたく。
そして、良いと思ったら誰かにその事を伝えて下さい(笑)
フレンドリクエストも絶賛受付中であります。

Myspace


ところで、最近更新した日でもないのに、このブログに1日で685件と言う謎なアクセスがあったんだけど、何があったんだろうか?(普段はせいぜい300件前後しかアクセス無いんですな)
千客万来ですが、アクセスログの検索キーワードにも、リンク元URLにも何の変化も無いのでやや不気味。

アップした曲の歌詞

***************
遠い汗 Holiday


そう言う事言う事ないよ おばかさん

よお言う言葉じゃ負けないよ お前がばか

いつまで言ってもキリないよ You are the foolだ


あー、もう、終んないから

二人で寝ようか


首に巻いた腕を振りほどく

宅急便が来たね 郵便が来たね  雪が降ってんね


もう何度も空想でデートの相手から

割れ物注意の札ついた 空き箱

意味わかんないけど わかるけど わるびれ 匂いをかいどきました ああ


吸い込んでGood

めちゃグッと来んの吸い込んで 理性で押さえてノリノリ

こりゃ無理だ 誘惑のwandering


死を罠にはめる踊りなんて もうまるで興味ないね

 酸いも甘いも角砂糖も  遠い汗Holiday・・・


会いたいけどもういない 夢の匂いだけ

夕刊はゴミ箱へ

朝日来るなら来い寝坊しても時計の鳩

恨まないよWe'll be in 軽井沢

楽しいぜ

輪になって食うぜ鳩イェイ

もう踊り食いしかない

そう次々 笑い死にFairy tale

缶ビール片手に さ、さよならは

マジちょいと待ってくれ 

食うもん無しで置き去り


わびしいじゃない わびしいじゃない


(C)2009 Kohsuke Nakamura

***************


おしまいの歌


本当の終わりは 優しく来るんだって

陽炎が落ちる 湿った土が太陽をひっぱる

そして全てが 冷えて行く


揺れたままのブランコ残して 君たちはどこに消えたの?

ひとりじゃ遊べないから ふたりになる事にした


遠くにある笑い声が 記憶のネジの合間

微笑みながら朽ちてくから

ワインみたく飲んじゃってください


親指と話してる


(C)2009 Kohsuke Nakamura


| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 11:39 | comments(3) | trackbacks(0) |
レコーディングと駄弁リの日々
 11/11日記


10月31日(土)

都内某スタジオにでレコーディング。先日の日記で値切ったと書いてしまって、名前を出していいのか悪いのかわからんので、某スタジオとしておこう(笑)でも値切ると言っても労働をして返しただけなので、別に問題は無いような気もするけどね。

今日は大学の頃の友達のバンドと、以前レコーディングしたバンドの新ユニットを同じ日に録り。しかも前者のバンドは15曲。

15曲!?普通に考えて1週間かけてレコーディングする量だよな〜。けど、ライブを3回ししてくれ、と言う無茶を言って、1日でベーシックを録り終えると言う事にしたのだった。クリックを入れて録ってみたりしたんだけど、クリックが激しく苦手と言う事で、試してみたら本当に微妙な事になったので、全編クリック無し!まさにロック!(笑)スネアが非常に後ろ、フィルで帳尻を合わせて一定に、みたいなリズムなので、クリックに合わせると持ち味が出ない。これで10年やってて、このグルーブありきだから、やっぱここは生かしておかないとな。

レコーディング慣れしてないバンドだったので、やらされている事に何の疑問も抱かないでくれたのが救い。普通飯も食わないで9時間ぶっつづけで演奏したりしないからな〜(笑)「いや〜、レコーディングって本当に疲れますね〜」って普通はこうじゃナイから!でも何故か、ヘロヘロになって来てからの方が、演奏が良かったと言う謎。

さすがに、細かく音作りをして行く時間の余裕なんて無いから、音だけ聴いてマイク立てて終わり。ちょっとだけEQしたけどね。後は家でミックスする時やります。

2番目のユニットは基本が打ち込みなので、録りはドラムだけ。

ドラムはサポートで元スーパーカーの田沢公大君でした。彼は前日にオールでライブをやって、当日もライブをやった後にここに来ると言う無茶なスケジュール。すげ〜な。彼のドラムは異常にマイク乗りが良くてビビる。ってのも、彼は音楽のキャリアが、ライブから始まってるんじゃなくて、レコーディングから始まってるので、無駄なアクションをつけてボコスカ叩くと言う事が一切無いから。普通にマイク立ててるだけで、シンバルなんかの痛さが一切無くて良い感じでした。


セッティングはこんな感じ。さらっと立てたので、大体いつもと一緒かな。


Drums


Kick On AKG D112 --Shep SN8


Kick Off  U47 FETi --Shep SN8


SN Top SM57 --Shep SN8(or1272)


SN Btm SM57 --Shep SN8(or1272)


Tom MD421II --Shep SN8


Lo Tom MD421II --Shep SN8


Hat AKG C451E --Shep SN8


OH×2  C414BULS --Neve 1066



Guitar


Mic  Royer R121--API3124+

DI    Countryman Type85 --API3124+


Bass


Mic  AKG D12E --API3124+

DI    Countryman Type85 --API3124+



11月1日(日)

Piramiさんの作業。眠くなるようなアンビエント曲。

アコーディオンのドローンを入れたので、なんだかヌスラット風味。


11月2日(月)

aMのカナイヒロアキさんと昼飯。こないだリゾートで合宿レコーディングしてる途中に、PCが壊れたので、システムディスクを送ったげたら飯奢ってくれた。@ゲンカツ元町店。トンカツを食える程自分が若いのか不安だったけど、ここのは薄切り肉を巻きまくったのを揚げてて、意外に軽い感じでさらっと食えた。

共通の友人が会いたがってると言う話をしたら、「俺だよ、俺!わかんないの?」と俺俺詐欺みたいな電話をしてた(笑)


夕方にRiow Arai氏が遊びに来た。12時間以上滞在して、朝までしゃべってたので、新井さんは相変わらずしゃべりまくっていたと言う話をTwitterに書き込んだら「今日は君がしゃべってるのを聞いてるばっかりだったよ」と返された。そうだったかもしれん(笑)

最近コンピューターベースの制作システムに移行したって話だったので、どういうソフトやプラグインで作ってるのか聞いたら、ちょっと驚く程シンプルだった。Digital PerformerとBatteryと後はいくつかみたいな。これは他のアーティストにも言える事かもしれないけど、実際にバリバリ作ってる人は、本当に何も無くても作るね。切り貼りだけで、相当な作品を作ってしまうような人も沢山いる。逆に、沢山プラグインを持ってる人は、例外無く作品が作れなくなるね(笑)周りで、Windowsだとクラックが沢山ありますよ〜って言って、Macから移行して行った人が何人かいるんだけど、ほぼ例外無くリリースが止まっている。本来、曲を作るべき時間を、新しいソフトの検証に当ててしまって、なにかやった気になって満足してしまうと言う。

それはいろんな楽器いじってるだけなのと変わらないですから〜!と激しく思うけど、僕もここの所そう言う人だと思われているフシがあるけどね。批判ではなく自戒のために書いてます(笑)

車に乗ると体が大きくなったように感じるって人がいるけど、それと同じで大量のソフトを集めると「なんでも出来る!」って言うある種の万能感に浸れるんだけど、どこにも行く宛が無いのに車に乗ってても、どこにも辿り着かないんだよね。単なる道具だと言う事を忘れてしまうのだ。


念のため書いておくけど、Mac、Windowsの話じゃなくて大量にソフトを持つ事の話ね。たまに粘着な人がいるので(笑)僕もSequoiaとか気になってるし、Windowsも普通にインストールしてあります。


あとは、今後の音楽業界の動勢の話題。最近思うのが、世代別のマーケットシェアを見てると、若い人は全然音楽を買ってないんだよね。音楽自体の売り上げが半分になってる上、20代以下のシェアは10年前と比べて1/3になっている。1/6じゃん!

そんだけ少なくなった所を狙って、若者向けの音楽ばかり作ろうとしてる音楽業界って一体何なんだ?売れなくて当然じゃん?って普通に思ってしまうんだけど、何か間違っているだろうか。10年前は20代が圧倒的に音楽を買ってたんだけど、今のグラフを見ると、30代が一番買ってるんだよね。なんとなく若者が音楽を買うようなイメージがあるけど、実際は団塊.Jr世代が買ってたってだけで、それがそのまま上にシフトしている。僕の周りを見ていると、若い人向けに売っている人達より、好き勝手に自分たちの好きな物を作ってる人の方が売れてる感じがある。って言っても、せいぜい数万枚のレベルだけど、みんな自主制作に近い形態でやってるから、数年前にメジャーでやってたときより、むしろお金が回ってますみたいな事になっちゃってるんだよね〜。

30代以上のリスナーは、それなりに音楽を聴いて来て、音楽の質や趣味がレベルアップして行ってるから、同じように成長して行ったミュージシャンがちゃんと作った物はそれなりに聴いてくれる。みんな、そう言う物を作れば良いじゃん!って思うんだけど、ま〜ビジネスモデルとしてそう言うのはあり得ないって話なのかな。

たぶん、バカ売れのモデルって、聴いても聴かなくてもどっちでも良い、って層に向けて、すごく普通の音楽を広告を使って大量に売りさばく、みたいな感じだと思うので、カップラーメン作ってた会社に、ダシからこだわれよと言うようなもんなのかもね。広告代理店の友達が、オタク層はこのご時世でもお金を使ってくれると言う事はわかってるんだけど、ニッチ過ぎてマーケティングのしようが無いから、スルーの方向でってな話になるって言ってたしな。

海外の事情をみてると、インディーレーベルが大量にあって、好き勝手やってる人達のクオリティーも高くて、そう言う人達を引き入れたメジャーの現場がボトムアップみたいな形で面白い物を作ってるような印象がある。メジャーに出来る事とインディーに出来る事に違いがあるので、大企業がやってる事はつまらないみたいに断罪する前に、自分達で面白いと思う事をちゃんとやって行かないといけないって事なのかもな。

いかん、ちょっと誰かが何とかしてくれるんじゃないか発想に陥りつつあったっぽい。僕のやりたい事をやらせてくれないメジャーなんてファック、って、白馬の王子様の出迎えを待ってるメルヘン女子と変わらんレベルだ・・・。(笑)

海外では異常な数のFM局があるので、少し事情が違うってのはあると思うけど、いまどきネットとかでも色々展開出来ると思うので、良いと思う物を作ってれば、周りにも良い音楽が増えて楽しいことになると言う淡い期待を抱いて頑張ろう。


なんか、こういうミュージシャンとのダベリみたいな話は、およそミュージシャンのイメージからかけ離れてるように思うので、あまり日記に書かないようにしていたんだけど、最近普通に書くようになってしまったな(笑)


11月4日(水)

大谷能生氏と打ち合わせ。が、早々に切り上げて横浜橋へ。

浅見本店に行くが定休。残念。

横浜橋商店街は戸越銀座とアメ横を足して2で割って縮小した、みたいな不思議な所でした。鍋の材料を買い込んだ後、そこを突っ切って伊勢佐木町界隈にある角打ちの酒屋へ(名前は失念)。大谷氏が横浜界隈の居酒屋マスターだと言う事は知っていたが、こんな所まで網羅しているとは驚き。酒は原価、つまみは全品160円、その他駄菓子みたいなのが置いてある感じ。ディープ過ぎる。一人じゃ怖くて入れん。

その後、大谷家へお邪魔して、鍋をつつきながらディープなコンピューターの話をした。音楽やってる人と話してて、コモドール64の話が出るとは思わなかった。Z80とかFortranとかマシン語で横スクロール組むのが憧れだったとか(笑)懐かし過ぎる。マイコンBASICマガジンのオーバーフローに何度も載りましたよ、ってな話が通じる相手に久々に会った。

I/Oのソノシートを録音してゲームやったりしてたよな〜。ぶっちゃけ僕がノイズに耐性があるのは、現代音楽もロックもファッションも関係なく、データレコーダーのピーガガガ音を聴いていたからと言う気がする。マシン語で色々やろうと始めた時に、三角関数の壁にぶち当たって、挫折してやめたんだよな〜。小学5年には荷が重かった。その後、キャノンの01ショップに通い、数百万するMacを憧れの眼差しで見つつも買えるはずが無く、Amigaを買うか、Atariを買うか、XT互換機を自作するか散々迷った挙げ句、エレキギターを衝動買いして今に至るのであった(笑)

なにげに、その辺のPC道をすぱっとやめて、ずるずる音楽に入って行く流れも大谷氏と似ているのであった。似たような人っているんだな。


11月8日(日)

今日は31日に録ったバンドのギターダブがあるので、ドラムの編集をしなくては、と言う状況にも関わらず、マイケルジャクソン「This is it」を衝動的に見に行ってしまう。自転車で本牧まで。レイトショー。こんな現場で働けたら楽しいだろうな〜と言う映画でした。深夜に帰宅し、ドラムの編集を始めるも、途中で機材が不調に。仕方なしに、半田ごてを握って修理なんて事をしてたら、完全に眠る時間が無くなってしまった。ま〜しかし、編集は終えて、機材も直り、無事ギター録音をする事が出来ました。家に来る人みんなそうなんだけど、スタジオで録ってる時より良いプレイをする。本番で普段通りの実力が出せれば、ってな事を良く言うけど、家で録ってるのって、なんか普段通りな環境ぽいからな。単なる家だし(笑)


さて今週も頑張ろう。なんか長文書いてて暇そうに見えるが、実は締切りが迫ってて死にそう・・・。


そう言えば、以前に深海レコードのコンピに参加してもらった、川端龍太氏がmyspaceでDVDを配布しています。DVDをネットで無料配布ってすごいよな!

http://www.myspace.com/ryutakwbt


| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 05:46 | comments(2) | trackbacks(0) |
インタビュー週間
 今週は一週間、音楽に関わる色々な業種の人に、どのように仕事を取ったり振ったりしているのか、と言う事をインタビューしまくってみました。

なんだか面白くなって来たので、引き続きやろうかと。

見てる方、急に電話とかメールとかが行くかもしれないので、よろしくです。


やった事の無い仕事に手を伸ばしてみようと思って、始めた事ですが、知識欲と言う病が頭をもたげ始め、なんだかこれ自体が目的になってしまいそうな、、、

いか〜ん!


しかし、個人的に話を聞くと、「ぶっちゃけ」みたいな事を色々教えてくれるので、非常に面白い。けどこれ、普通の人が大学生の時に、就職活動の一環として、OB訪問でやってる事なのでは?と言う気がして来た。就職するしないに関わらず、就職活動だけはしておけば良かったな〜。こんなに面白いと思わなかった。娯楽で行ってたら怒られそうだけど・・・。


裏話的な話が多いので、書ける事は少ないですが、普通の話でビックリした事を一つ。


「楽曲をコンペに出して仕事を取ってるような作曲家は、1日1曲作れないと仕事にならない」


正直これはビックリしました。僕は今まで依頼が来て仕事をするってパターンしか無いし、周りでコンペに応募して仕事が取れたと言う話をほとんど聞かないので、一体どうやって仕事になってるのか不思議だったんですが・・・。

いや、もちろん僕も、メロと構成位だったら、1日5曲とか作れますよ?ただ、トラックを作ったり、それなりにミックスしたりしてたら、結構な時間がかかっちゃいます。最近は、予算が少ないので録り直さないで使える方が好まれるし、選ぶ側もラフを聴いて最終形をイメージ出来る実力がある人が減ってるらしいので、最初から歌だけ差し替えれば成立するような、カンパケに近いものを作って行けば、最終選考の3〜5人位には残れるって事だそうです。

そこまで行けば、どれも良いけど今回はこれ、と言う感じで、趣味の問題になってくるので、2,3割の確率で選ばれると言う話になる。

普通に時間をかけてしまうと、もし選ばれたとしても、数ヶ月に1曲の採用じゃ、全く仕事にならない。けど、1日1曲作れれば、先ず間違いなく食うには困らない程度に採用されますよね。

理屈ではそうなんだけど、普通に考えて、1日1曲仕上げるのが大変ですよね!

メジャークオリティーで全楽器が入った状態のオケを1日でって事なんで・・・。

なんでJ-POPは音色から何から、作り込まれてなくて薄いのか?と、疑問に思ってましたが、そんだけ速く作ってるなら納得。というか、逆に凄い。

僕の場合、プリプロからゆるゆるやって、最後の詰めで急激に良くなるみたいな感じなので、最終的に同じように商品として並ぶにしても、やってる事は全く別な事だな〜。

僕の場合、リズムマシンでもなんでも、素材は素に近い音から始めて、後々一個ずつ音を作り込んで完成に近づいて行くって言う昔ながらのやりかたで、それは確実にオリジナルの音色になるし、上がりはこっちの方が良いと思うけど、途中経過がしょぼい(笑)

速くやってる人達は、最初から完成品として使えるような、ありものの音を、大量にストックしておいて、並べるだけでそれなりの所までは行けちゃう、って感じなんでしょうね〜。

シンセのプリセットを使う事にすら抵抗がある古い人間としては、もう全く違う世界の出来事と言う感じなんですが、人が出来てるのを見ると何でもやりたくなる病なので、それはそれで出来るようになりたいと思ってしまったのでした。

先ず間違いなく、打ち込む素材を録音する所から始めている今の状況では不可能だがな(笑)


4日火曜

某社のコンサル(笑)

ライブのために、アルバムを解析して、これはPA、これはギタリスト側で、このエフェクトは端折って、この曲はアレンジを変えた方が、みたいなアドバイスを。

もう自分が何の職業なんだか、良くわからなくなる。


5日水曜

人の曲作り始め


6日木曜

夜中にカンパケたので、大谷能生氏を飲みに誘ってみる。

伊勢佐木町で飲んでるってことなので、行ってみたら6人(と犬2匹)もいてビビる。

しかも、ほとんどの人がお互い初対面と言う謎な状況。

役者と演劇系スタジオの人と派遣会社のサラリーマンと奥さん。

役者の太一君はジョジョの奇妙な冒険の台詞引用で芝居をやったりしてるそうだ。

世の中変わった人が多いな。

彼の股間に犬が異常な執着を示していたのが気になる。(2匹とも)

一体何を持っているんだ・・・。

朝まで飲んで6時頃帰宅。


7日金曜

午前中に起きてファイル納品。

昼から映像につける音楽作品のマニュピ。


忙しく見える割に気分的に暇なので、まだまだ仕事募集中(笑)



| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 16:48 | comments(0) | - |
日記を書くと
 その日のアクセスが100増えるな(笑)

非常にわかりやすい。

気にかけてくれてる皆さん、ありがとう。


常に日記のネタには事欠かないような生活を送ってるんだけど、書いてるとなんだかちょっと、何かをやってると言う気分になってしまい、発信してる事でほんの少しだけど創作意欲が満足させられてしまうような所があり、それが怖い。

けど、本当に何もやってない人だと思われて、忘れられてしまう方が怖いような気もするな(笑)


先だっての日記では、日本のミックスこうあるべし、みたいなちょっとエッジーな発言をしていますが、実はこういう仕事じゃなきゃあり得ん、とか思ってる訳でもなく、あの日記を書いた前日も、某CM作家が友達の結婚式のために作曲したサルサの打ち込み&ミックスなんてゆるい仕事をしてました(笑)


本当にやりたいと強く思った事は出来るってな話を良く聞きますが、確かに頑張れば自分の能力値を上げて、個人的に到達する事は出来るんだけど、仕事は他人ありきの話なんでそう上手くいくとも限らないですよね。

こういうのがやりたいって思ってると、能力が上がるのと同時に、「理想」みたいなものが出来て来ちゃって、それにこだわると融通が利かなくなっちゃうので、他人のニーズとマッチングしづらくなって来る。

大筋で正しい方向だと思ったら、細かいところは眼をつぶって、とりあえず乗っかってみる方が、結果的に遠くに行ける可能性が高い。

なんてのは、本当に当たり前の事で、99%の人は当然のごとくやってる事だと思うんですが、、、ラッキーなのかどうなのか、青臭い事にこだわってても、何故か死なずに生きて来れてしまってね・・・。

でも、音楽やってる人って、意外に僕みたいな世渡り下手が多いんじゃないかな〜。


僕が周りのミュージシャンよりは、まだ音楽で食えてたのは、実はいろんな事にこだわってる割に「友達じゃ〜ん」って言われると、全部棚上げにして何でも受けてしまうからで、結果的に友達に生かされていたってな面がある。

みんなありがとう(笑)


アーティストだけで食って行けてる人は、たまたま時代の要請と奇跡的にマッチングして出て来れてるような人だと思ってたんだけど、どうやら最近はそうとも言えないような気がして来た。

実際のとこ、そう言う人たちは音楽の才能があるって訳じゃなく、メディアとしての才能と言うか、器としての幅みたいなのがあって、それを使ってスタッフが遊ぶ感じで、関わってる人間がそれぞれに、これは自分の作品だって思えるような事をやれてるところが成功してるように思う。

BECKが1stの時に、「俺のフォークを、糞みたいなビートでぶっ壊すつもりか!やれるもんならやってみろ」ってな事を言ってルーザーが出来た事は、良く知られてる事かもしれないけど、その話も乗っかってなかったら、単なる弾き語りのルンペンだったよな〜。


逆に、売れ始めると、売れてるのは全部自分の能力なんだって過信して、潰れて行く人も結構多いように思う。

デビューした頃は、自分達だけで色々出来なかったから人にやってもらってたけど、アルバムを何枚か出して、しかも売れちゃった後に、自分達で出来るようになって来て、やりたい事みたいなのが出てくると、やっぱ好き勝手やりたくなってくる。

それで大したものが出来なくて売れなくなって「やっぱ、大衆は音楽の事わかってないから、俺らについて来れないんだよね〜」みたいな事を言ってしまう。

なんだそれ、自分らが駄目なのを社会のせいにしてる不良か!(笑)

大学の頃、サークルでそう言う事を言ってる人が沢山いたよな〜、なんて事を思い出してしまうけど、仕事でやってる人がそう言う事を言ってしまうのはお粗末。

有名な話だけど、エアロスミスとかって、まさにそう言う感じでしたね。

あのバンドは当時のスタッフに、十分反省した、傀儡でも良いから、もう一度世に出るチャンスをくれって嘆願して、80年代に復帰したらしいですが。


話が長くなりましたが、結論は、適当にやってる方が、結果的にガチガチに真面目にやってるよりは遠くまで行ける事が多いかもしれない、と言う事です。

人のフリを見て、なんとなくこんな事を考えてみましたが、自分が出来てるかと言ったら、出来てないから考えてしまう訳で、しかも成功した事も無いので、こんな事を人に見える所に書く事に意味があるかどうかはわからんのですが、しばらく日記を書いてなかったせいもあって、友達とやり取りしてるメールみたいな勢いで書いてしまいました。


一つ言えるのは、少なくとも僕は、本当にやりたいと思った事は出来たためしがなく、やって欲しいって言ってる人がいるし、出来るからやっても良いか、位の適当な感じでやったもので、本当にやりたい事とほとんど同じ事が出来た、って事が結構多いです。


こんな事書いてると、次に作るものは、相当に妥協を含んだものになるんではないかと思われそうですが、一番最初に聞くリスナーである自分が満足しないようなものを作るなんて事は考えられないので、それは無いです(笑)

よりいろんな視点から見るようになったので、結果的に内容が変わって来てるってのはあるかもしれないけどね。あとやりたいけど出来なかった事は、概ね全部出来るようになったし。


ちなみに、こんな事をつらつら書いた後に、最後に全部ひっくり返すのはあれなんですが、売れようと思った時に、売れりゃ良いんだろ〜なんて言って、自分が馬鹿にしてたような、ちょっと前の売れ線音楽の要素を盛り込んで、売れない上にダサイと言う最悪な所に落ちそうになるケースも何度か見ました。

なので、結局はセンスなんじゃないかと言う気もしないでもない。(笑)




| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 17:53 | comments(2) | - |
一年以上更新の無いブログの著者は
  死んでいると言う話を良く聞きますが、どっこい生きています。


この程、ここ3年も製作期間をかけると言う贅沢なレコーディングを行ったdill君のアルバムがようやく発売されることになりました。

いや〜、めでたい。

自分で絡んでおいて言うのもなんですが、これは中々に名盤だと思います。

クリックで挿入

詳細はこちら。視聴出来ます。7月22日発売

http://www.ewe.co.jp/archives/2009/07/dillopera.php


僕がやってるのは、録音、ミックス、マスタリングとギター。

一部、dill君が録って来てる曲がありますが、僕がやったのに関しては、ドラムはNasoundra Palace Studio(http://www.nasoundrapalacestudio.com/)で録音、その他の素材は全部家のブースで録音しました。

作業の工程としては、サンプリングCDを自前で作って行くみたいな感じで、例えばドラムはツェペリン風、ジャズ風みたいなお題で一旦ミックスをして、ミックス後の素材をパラとキット両方で書き出したものを渡す感じ。

それをdill君がカットして流れを作って来たものに、今度はベースを足して、と言う感じで、毎回それなりの音質にまとめたものを素材として納品して、それを元に作って来たトラックにまた新たな素材を追加して行くような形で制作が進みました。

今時の日本では考えられないような、贅沢な制作過程っすよね(笑)


ミックスは、dill君が元々バンドやアレンジの世界からエレクトロニカに行った訳じゃなく、自己流で手元にある素材を使って無理矢理世界観を作り出す、みたいなタイプだったので相当に大変なものがありました。

普通だったらディレクターと相談して大幅に素材の整理をする所なんですが、彼の場合その過剰性とか無茶な部分がアーティスト性を支えてる部分であったりもするんで、基本は全て生かしの方向で(笑)

とは言っても、沢山弾いてもらってチョイスする素材を選ぶんだろうな〜と思ってたチェロやバイオリンが、ずらっと9本ずつとかシーケンスに並んでるのを見た時は正直目を疑いましたが・・・。

リズムのループが、4Kit同時に鳴ってたりとか(笑)

彫刻家になった気分で周波数を削りまくり、位相で逃がしたりしてどうにかまとめました。なんだかもう、これをミックス出来たので、今度どんなものが来てもミックス出来ないものは無いなと言う気がします。

ドラムだとかメイン素材を、ステムで渡してるのに、何故か50トラック超えてたりする恐怖を、他のエンジニアの方々にも味わってもらいたい(笑)


まあ、彼は以前にマスタリングスタジオで、この音では無理ですって再度ミックスを迫られた事があると言ってたんで、普通は無茶だと思ったらそもそもやらないんだと思いますが・・・。

けど、以前に仕事でイギリスの大御所アーティストのトラックを整理した際に、どう考えてもお前これ間違ってるだろ!って突っ込みどころ満載だった事があるんですよね。

機材の使い方も、打ち込み方も知らないんじゃないか・・・って言うような。

ただ、それでも最終的な上がりは全然カッコいいんですよ。

よく日本で録ってたら欧米みたいな音にならないって話がありますけど、もちろん空気や電圧、機材のセレクションも全然違うし、それの影響も大きいとは思いますが、根本的な問題として、間違ってるとかはみ出してる部分が重要な個性なのに、そこを削ってしまうから無難な音になるってのがあるんじゃないかな〜と。

結果、日本の音楽って、ロックもポップスもヒップホップも、全くジャンルの壁を感じさせない位同じ音になってしまってたりする。

ロックの黎明期に、歪んでるギターの音を、エンジニアが頑張ってクリーンにしようとしてたって、笑い話がありますが、日本ではその笑い話がずっと続いてるような。


もちろん、凄い事やっててもそれで食える訳じゃないし、日本の場合特に、良い作品を作るよりも速く大量に回転させてる人が食えてるって状況があるので、自己満足以外なんのインセンティブも無いような現状で、真面目にやって自分の首を絞めるような真似をする人が少ないのは当然だと思いますが・・・。

ただ、割とポップチャートにエッジーなものが並んでるイギリスでは、音楽の売り上げが伸びていて、無難なものが並んでる日本では売り上げが激減してる事を考えると、長期的に見たら首を絞めるのはどっちなんだ?って気はしますけれど。


そう言う意味では、今回のプロジェクトは、間違いを押し通せたので、中々に面白いものに仕上がってると自負しております。


僕が延々作ってるソロも、やっぱ似たような感じで、無茶をやってる感じです。

全編歌もの。現在8曲目、そろそろ終わりが見えてきました。

ちょっと新しい血を入れようかと思い、toeの美濃君とsimの大島輝之さんに1曲ずつギターを弾いてもらってます。

凄いものに仕上がる予感がしてますが、誰も聴けない状況で、一人凄い凄い言ってても何の説得力も無いので、あまり言うまい。

| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 04:21 | comments(2) | - |
Myspace
Myspaceに登録してみました。

http://www.myspace.com/kangaroopaw

実は登録自体は相当前にしてあったんですが、何も聴かせるべき曲が無いと言う悲しい現実が・・・。や、曲は作ってて、それはいい感じなんですが、アルバム完成する前に作るそばから発表してくのはおかしいしね。まとめて聴いてほしいので。
ってなわけで、差し当たって、10年前のアルバムの没曲を1曲アップしてみました。

西瓜糖尿病の日々と言うタイトルで、お題はマジカルミステリーツアーの質感コピーのための習作でしたw
以前はこういう感じで、一回曲っぽい状態の物を作ってから、無茶苦茶にカットアップして作ってたんですよね。
チープな機材しか持ってなかったので・・・と、言い訳したくなるような音質ですが、当時高級な機材を持ってても、大して変わらなかっただろうな。同じ人間がやってるのか?と思うほど、今とはミックスの考え方からして違うというのが明白で恐ろしいです。が、よく考えると誰も僕の仕事の音まで聴いてたりしないだろうから、違いがわかってるのは僕だけか。がーん。

アルバム、リリース出来るように頑張ります。
| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 16:32 | comments(2) | - |
年末からのいろいろ
年末からF氏のプリプロと、シングルの付録ライブDVDのミックスを延々やっていたのが終わり、その流れで参加ドラマーK氏のバンドの録り&Mix。
予定より早く終わったので、ドラム録りとマイキングの実験をする。
タオルミュートとべろべろに落としたチューニング、裏からマイクを突っ込んだりとかそういうの。なかなか余裕が無いとできないし、サンプル素材でそういうのってほとんど無いから、非常に勉強になります。
| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 13:54 | comments(0) | - |
ギター
昨日は某氏のアルバム用にギターを弾いた。
ボサっぽいのとフォークっぽいのって事で、久々にガットギターを弾いてみたりした。
サンプルとして使う感じらしいので、適当にそれらしいコードをぱらぱら録音したんだけど、ボサってなんだっけ?って感じで怖いくらいに忘れてる。
10年くらい前、一通り弾けるようになった筈なんだが、曲を通して弾けるのはイパネマの娘くらいだったw
せっかく弾いたので、後々のため、ジョアン・ジルベルトの音質シミュレーションをやってみとこう、と思い立ち、歌も入れてみる事にした。
結果、ポルトガル語を耳コピしてる時間の方が、ギターを弾いてる時間より長かったのは言うまでもない。
何を遊んでいるんだ、僕は!

あのボソボソ声で安定して歌うのは、意外に超絶技巧なのではないかと思った。
言葉のせいもあると思うけど、息継ぎのタイミングがわからず、息が持たない。
実は循環呼吸をしてる、とか言うオチは無いよね?
あと、ちょっと意外だったのが、リバーブがエコーチャンバーとかだろうと、勝手にイメージで思ってたけど、プレートっぽいのが多いね。単に僕が聴いたのがそうだっただけかもしれないけど。

*
4日ぶりに風呂に入り、服を着替えた。
そして、美容院に行った。
この間、ファンキーなパーマをかけられたときに、「思ったより普通」と言ってしまったせいなのか知らないけど、パーマな上にアシンメトリーにされた。
髪をいじってもらってる間、僕は眼鏡を外しているので、終わりまで全く何が行われてるかわからないんだけど、途中どういう事になってるのか質問したら、「変ではないけど、面白いです。」と言われた。
変って事じゃん!
しかし、それでもやはり、終わってみると、意外に普通と言う感想を持ってしまった。
緑色でアフロとかピンク色でアフロとか、アホな髪型ばかりしてて、明らかに変って事に慣れすぎてるのかもしれない。
髪型的には普通だけど、寝間着で出歩いてるような人間の髪型がアシンメトリーだったら、相当不思議かもしれない。
今のところ、こぎれいな浮浪者位で済んでるかもしれないが、行き着く先が不安だ。
今のセンスで、会う人に失礼だから、ちゃんとオシャレにして行こうと思ったら、大阪のおばちゃんみたいになってしまうかもしれない。
とか、あんまり書いてると、アニマル柄のシャツをプレゼントしてくれる人が出て来たりしそうなのでここらでやめときます。
| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 14:28 | comments(0) | trackbacks(4) |
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