カンガルー日記KangarooPaw

羊とレコーディングの日々
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レコーディングと駄弁リの日々
 11/11日記


10月31日(土)

都内某スタジオにでレコーディング。先日の日記で値切ったと書いてしまって、名前を出していいのか悪いのかわからんので、某スタジオとしておこう(笑)でも値切ると言っても労働をして返しただけなので、別に問題は無いような気もするけどね。

今日は大学の頃の友達のバンドと、以前レコーディングしたバンドの新ユニットを同じ日に録り。しかも前者のバンドは15曲。

15曲!?普通に考えて1週間かけてレコーディングする量だよな〜。けど、ライブを3回ししてくれ、と言う無茶を言って、1日でベーシックを録り終えると言う事にしたのだった。クリックを入れて録ってみたりしたんだけど、クリックが激しく苦手と言う事で、試してみたら本当に微妙な事になったので、全編クリック無し!まさにロック!(笑)スネアが非常に後ろ、フィルで帳尻を合わせて一定に、みたいなリズムなので、クリックに合わせると持ち味が出ない。これで10年やってて、このグルーブありきだから、やっぱここは生かしておかないとな。

レコーディング慣れしてないバンドだったので、やらされている事に何の疑問も抱かないでくれたのが救い。普通飯も食わないで9時間ぶっつづけで演奏したりしないからな〜(笑)「いや〜、レコーディングって本当に疲れますね〜」って普通はこうじゃナイから!でも何故か、ヘロヘロになって来てからの方が、演奏が良かったと言う謎。

さすがに、細かく音作りをして行く時間の余裕なんて無いから、音だけ聴いてマイク立てて終わり。ちょっとだけEQしたけどね。後は家でミックスする時やります。

2番目のユニットは基本が打ち込みなので、録りはドラムだけ。

ドラムはサポートで元スーパーカーの田沢公大君でした。彼は前日にオールでライブをやって、当日もライブをやった後にここに来ると言う無茶なスケジュール。すげ〜な。彼のドラムは異常にマイク乗りが良くてビビる。ってのも、彼は音楽のキャリアが、ライブから始まってるんじゃなくて、レコーディングから始まってるので、無駄なアクションをつけてボコスカ叩くと言う事が一切無いから。普通にマイク立ててるだけで、シンバルなんかの痛さが一切無くて良い感じでした。


セッティングはこんな感じ。さらっと立てたので、大体いつもと一緒かな。


Drums


Kick On AKG D112 --Shep SN8


Kick Off  U47 FETi --Shep SN8


SN Top SM57 --Shep SN8(or1272)


SN Btm SM57 --Shep SN8(or1272)


Tom MD421II --Shep SN8


Lo Tom MD421II --Shep SN8


Hat AKG C451E --Shep SN8


OH×2  C414BULS --Neve 1066



Guitar


Mic  Royer R121--API3124+

DI    Countryman Type85 --API3124+


Bass


Mic  AKG D12E --API3124+

DI    Countryman Type85 --API3124+



11月1日(日)

Piramiさんの作業。眠くなるようなアンビエント曲。

アコーディオンのドローンを入れたので、なんだかヌスラット風味。


11月2日(月)

aMのカナイヒロアキさんと昼飯。こないだリゾートで合宿レコーディングしてる途中に、PCが壊れたので、システムディスクを送ったげたら飯奢ってくれた。@ゲンカツ元町店。トンカツを食える程自分が若いのか不安だったけど、ここのは薄切り肉を巻きまくったのを揚げてて、意外に軽い感じでさらっと食えた。

共通の友人が会いたがってると言う話をしたら、「俺だよ、俺!わかんないの?」と俺俺詐欺みたいな電話をしてた(笑)


夕方にRiow Arai氏が遊びに来た。12時間以上滞在して、朝までしゃべってたので、新井さんは相変わらずしゃべりまくっていたと言う話をTwitterに書き込んだら「今日は君がしゃべってるのを聞いてるばっかりだったよ」と返された。そうだったかもしれん(笑)

最近コンピューターベースの制作システムに移行したって話だったので、どういうソフトやプラグインで作ってるのか聞いたら、ちょっと驚く程シンプルだった。Digital PerformerとBatteryと後はいくつかみたいな。これは他のアーティストにも言える事かもしれないけど、実際にバリバリ作ってる人は、本当に何も無くても作るね。切り貼りだけで、相当な作品を作ってしまうような人も沢山いる。逆に、沢山プラグインを持ってる人は、例外無く作品が作れなくなるね(笑)周りで、Windowsだとクラックが沢山ありますよ〜って言って、Macから移行して行った人が何人かいるんだけど、ほぼ例外無くリリースが止まっている。本来、曲を作るべき時間を、新しいソフトの検証に当ててしまって、なにかやった気になって満足してしまうと言う。

それはいろんな楽器いじってるだけなのと変わらないですから〜!と激しく思うけど、僕もここの所そう言う人だと思われているフシがあるけどね。批判ではなく自戒のために書いてます(笑)

車に乗ると体が大きくなったように感じるって人がいるけど、それと同じで大量のソフトを集めると「なんでも出来る!」って言うある種の万能感に浸れるんだけど、どこにも行く宛が無いのに車に乗ってても、どこにも辿り着かないんだよね。単なる道具だと言う事を忘れてしまうのだ。


念のため書いておくけど、Mac、Windowsの話じゃなくて大量にソフトを持つ事の話ね。たまに粘着な人がいるので(笑)僕もSequoiaとか気になってるし、Windowsも普通にインストールしてあります。


あとは、今後の音楽業界の動勢の話題。最近思うのが、世代別のマーケットシェアを見てると、若い人は全然音楽を買ってないんだよね。音楽自体の売り上げが半分になってる上、20代以下のシェアは10年前と比べて1/3になっている。1/6じゃん!

そんだけ少なくなった所を狙って、若者向けの音楽ばかり作ろうとしてる音楽業界って一体何なんだ?売れなくて当然じゃん?って普通に思ってしまうんだけど、何か間違っているだろうか。10年前は20代が圧倒的に音楽を買ってたんだけど、今のグラフを見ると、30代が一番買ってるんだよね。なんとなく若者が音楽を買うようなイメージがあるけど、実際は団塊.Jr世代が買ってたってだけで、それがそのまま上にシフトしている。僕の周りを見ていると、若い人向けに売っている人達より、好き勝手に自分たちの好きな物を作ってる人の方が売れてる感じがある。って言っても、せいぜい数万枚のレベルだけど、みんな自主制作に近い形態でやってるから、数年前にメジャーでやってたときより、むしろお金が回ってますみたいな事になっちゃってるんだよね〜。

30代以上のリスナーは、それなりに音楽を聴いて来て、音楽の質や趣味がレベルアップして行ってるから、同じように成長して行ったミュージシャンがちゃんと作った物はそれなりに聴いてくれる。みんな、そう言う物を作れば良いじゃん!って思うんだけど、ま〜ビジネスモデルとしてそう言うのはあり得ないって話なのかな。

たぶん、バカ売れのモデルって、聴いても聴かなくてもどっちでも良い、って層に向けて、すごく普通の音楽を広告を使って大量に売りさばく、みたいな感じだと思うので、カップラーメン作ってた会社に、ダシからこだわれよと言うようなもんなのかもね。広告代理店の友達が、オタク層はこのご時世でもお金を使ってくれると言う事はわかってるんだけど、ニッチ過ぎてマーケティングのしようが無いから、スルーの方向でってな話になるって言ってたしな。

海外の事情をみてると、インディーレーベルが大量にあって、好き勝手やってる人達のクオリティーも高くて、そう言う人達を引き入れたメジャーの現場がボトムアップみたいな形で面白い物を作ってるような印象がある。メジャーに出来る事とインディーに出来る事に違いがあるので、大企業がやってる事はつまらないみたいに断罪する前に、自分達で面白いと思う事をちゃんとやって行かないといけないって事なのかもな。

いかん、ちょっと誰かが何とかしてくれるんじゃないか発想に陥りつつあったっぽい。僕のやりたい事をやらせてくれないメジャーなんてファック、って、白馬の王子様の出迎えを待ってるメルヘン女子と変わらんレベルだ・・・。(笑)

海外では異常な数のFM局があるので、少し事情が違うってのはあると思うけど、いまどきネットとかでも色々展開出来ると思うので、良いと思う物を作ってれば、周りにも良い音楽が増えて楽しいことになると言う淡い期待を抱いて頑張ろう。


なんか、こういうミュージシャンとのダベリみたいな話は、およそミュージシャンのイメージからかけ離れてるように思うので、あまり日記に書かないようにしていたんだけど、最近普通に書くようになってしまったな(笑)


11月4日(水)

大谷能生氏と打ち合わせ。が、早々に切り上げて横浜橋へ。

浅見本店に行くが定休。残念。

横浜橋商店街は戸越銀座とアメ横を足して2で割って縮小した、みたいな不思議な所でした。鍋の材料を買い込んだ後、そこを突っ切って伊勢佐木町界隈にある角打ちの酒屋へ(名前は失念)。大谷氏が横浜界隈の居酒屋マスターだと言う事は知っていたが、こんな所まで網羅しているとは驚き。酒は原価、つまみは全品160円、その他駄菓子みたいなのが置いてある感じ。ディープ過ぎる。一人じゃ怖くて入れん。

その後、大谷家へお邪魔して、鍋をつつきながらディープなコンピューターの話をした。音楽やってる人と話してて、コモドール64の話が出るとは思わなかった。Z80とかFortranとかマシン語で横スクロール組むのが憧れだったとか(笑)懐かし過ぎる。マイコンBASICマガジンのオーバーフローに何度も載りましたよ、ってな話が通じる相手に久々に会った。

I/Oのソノシートを録音してゲームやったりしてたよな〜。ぶっちゃけ僕がノイズに耐性があるのは、現代音楽もロックもファッションも関係なく、データレコーダーのピーガガガ音を聴いていたからと言う気がする。マシン語で色々やろうと始めた時に、三角関数の壁にぶち当たって、挫折してやめたんだよな〜。小学5年には荷が重かった。その後、キャノンの01ショップに通い、数百万するMacを憧れの眼差しで見つつも買えるはずが無く、Amigaを買うか、Atariを買うか、XT互換機を自作するか散々迷った挙げ句、エレキギターを衝動買いして今に至るのであった(笑)

なにげに、その辺のPC道をすぱっとやめて、ずるずる音楽に入って行く流れも大谷氏と似ているのであった。似たような人っているんだな。


11月8日(日)

今日は31日に録ったバンドのギターダブがあるので、ドラムの編集をしなくては、と言う状況にも関わらず、マイケルジャクソン「This is it」を衝動的に見に行ってしまう。自転車で本牧まで。レイトショー。こんな現場で働けたら楽しいだろうな〜と言う映画でした。深夜に帰宅し、ドラムの編集を始めるも、途中で機材が不調に。仕方なしに、半田ごてを握って修理なんて事をしてたら、完全に眠る時間が無くなってしまった。ま〜しかし、編集は終えて、機材も直り、無事ギター録音をする事が出来ました。家に来る人みんなそうなんだけど、スタジオで録ってる時より良いプレイをする。本番で普段通りの実力が出せれば、ってな事を良く言うけど、家で録ってるのって、なんか普段通りな環境ぽいからな。単なる家だし(笑)


さて今週も頑張ろう。なんか長文書いてて暇そうに見えるが、実は締切りが迫ってて死にそう・・・。


そう言えば、以前に深海レコードのコンピに参加してもらった、川端龍太氏がmyspaceでDVDを配布しています。DVDをネットで無料配布ってすごいよな!

http://www.myspace.com/ryutakwbt


| Kangaroo Paw | レコーディング日記 | 05:46 | comments(2) | trackbacks(0) |
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あ、Amazonのリンク貼ってくれてありがとう。ちなみに12時間も滞在してないですよ。
| riow | 2009/11/11 6:33 AM |

あれ〜、夕方来るとか言ってて、朝の7時8時までいた記憶があったんですが、思ったより来るのが遅かったんすかね(笑)
| KangarooPaw | 2009/11/11 6:37 AM |










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